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行く道来る道


by mugeroma

ごぶさたしております

久しぶりにネットサーフィンしたら

若いクリエイターの力があふれていました。

ブックマークした絵描きのページ、プロフィールを見たらまだ16歳。

思えばひよこさんとはじめて創作活動したのはもう6年ぐらい前になるのかな

まだまだ負けていられないと、がんばる気持ちの興った日。



近々、親ページの方、改装すると思います。
これからもよろしくお願いします。


1.トユメ
# by mugeroma | 2006-08-08 18:47 | 日記
四ヶ月ぶりって酷過ぎですよね?
忘れずに見てくださっている方、ありがとうございます。殻半ひよこでございます。
生きてますよー。
久しぶりに日記を書ける環境を手に入れまして書いております。
もう一年も終わりですね。あれこれあったりなかったりした今年、ようやく電灯が直りましたよ? 良くなれ目。あと、あまりに接続しなかったがためにメールボックスの中のメールが全部消エチャッテオリマシテ。兄とのメール、友人とのメール、諸々グッバイ。うわあああーー。
「お兄ちゃんの気持ちが二日に一度悪くなるのはビールにウイスキーを混ぜたりするからよ」という名言もさらばです。惜し過ぎる……ッ!
ちなみにこれを書いているこの日は、かまくら小説の時期と同じです。十二月三十日。

小説の方は軒並み落ちたりしつつ来年応募予定の新作を執筆中。が、またも文字数がオーバーしそうでげんなり。そんなのしか書けないのかなあ?
今回はその一部を日記で公開。
ちなみにそれは前回の電撃hp小説大賞応募作のリニューアル加筆版だったりします。

 『karanakahiyoko presents.
  monster/human』


――――私は、バケモノだ。
彼女は、冷めた瞳で断言した。
再開の秋夜は、真冬のように――透き通る。
――――じゃあな、人間。
何も言えず、彼女と別れて。
直ぐに、その後を追っていった。

旧く。
その異形は、『妖怪』と括られた。

あの男はいつだって自分勝手にやってきて、こっちの予定を滅茶苦茶にする。
七織人依(ナナオリヒトエ)
あの、やたら鬱陶しいクラスメイト。

「こんにちは、供果。久し振りだね」
まるで遠慮した様子も無く、人依は私の様子を緩やかに観察した後、頷いた。
「うん。その様子だと、今回は調子、悪くないみたいかな。元気そうで、安心した。
「…………」
……久々であるせいか、鮮烈に感じた。その、毒気を抜かれる、といった効果を持つ笑顔。警戒心も無理もない、自然で、柔和な微笑み。彼の、笑いかた。私はいつも、それに何を言ったらいいのか判らなくて、決まってこうして黙り込む羽目になる。
毎度ながらこっちの都合を考慮しない無礼さに対して、色々と説教してやろうと決めていたのに……叶わなくなってしまった。
計算も企みもせず。こいつは自分の真直ぐな態度だけで、人の心を変えてしまう。私は人依のそういう所が、何より苦手だった。
初めて出逢った一年前、十五歳の春から、その印象は変わらない。

「ああ――やっぱり。
 わたし、あなたが来ると思ってました。
 わたしを殺しに来るのは、あなただって」
女は、どこか楽しそうに微笑んで。
純粋な、怖気立つ殺意を振りまいた。

元が人間の、化け物を殺せるということは。
つまり、人間を殺せるということだ。
どれだけ誤魔化そうと。その本質は、誤れない。

人と人を隔てるものが不和だとしたら。
人と人を繋げるものは何だろう。
――立ち返って考えれば。そもそも、ヒトは何と、何処まで、繋がる事が出来るのか。何を以て、繋がったと判断すれば良いのか。
その基準。隔てるものと繋げるもの。
理解を接続と解釈するのもいいだろう。だがしかし、その理解が本当に正しいかどうかなんて、きっと本人にも判らない。
誰の心も自分だけの所有物。他人には外面さえ見る事が出来ない箱である。その内容が確認できないのに――理解したなんて、誰がそんな恥知らずなことを言えるだろうか。

「翼鷲供果(ヨクジュキョウカ)は、バケモノだ」
「違う。この世に、バケモノなんていない」

「供果、お姉ちゃんをお嫁さんにしない?」
「全く意味が分かりません……」

           ――――化生之境――――
             二千六年、完成予定。


とまあこんな感じで。他にも公開中の短編ナイトアンドデイのリニューアルもがんばろうかと。
締め切りまで残り四ヶ月。
次こそはと意気込んで、頑張りたいと思います。
それではみなさん良いお年を。
殻半ひよこでしたー。
# by mugeroma | 2005-12-30 23:20 | 日記
ひよこから電話があって、BBSはビックバンアタックで吹き飛ばされたそうです。
現在彼の元にネット環境がないため、BBSは管理できないとのことで、再設置は暫く見送りします。
# by mugeroma | 2005-08-11 16:36 | 日記
こんにちは!
「人生航路に高潮警報、そもそも羅針盤(コンパス)持ってない」でお馴染み! 殻半ひよこです!
二月前からツキイチ連載、むげろま日記が始まるよ! 筆者はまだまだ前回の日記であった出来事を考えて夜眠れなくなって布団の上で座禅を組んだりするんだって! 怖いね!
なんだこのテンション。
ツッコミセルフプロデュースはともかく、まあ色々と近況なんかを書いてみたり。

・ドラマ版「電車男」について。

ひよこは電車男という作品について原作も映画も漫画も未経験だったのでつまりはドラマが初の電車男体験だったわけですが。
なんというか……そう、なんというか。感想は諸々ありますが、その中でもやっぱり一番重要なのは、
劇団ひとりの頑張り具合(オーバーラン)であるわけで。
これから毎週木曜日がタノシミでなりません。
OPがアニメって。ただ純粋にびっくりにですよ。

・「ひぐらしのく頃に 罪滅し編」の情報が徐々に公開。

いや、実のところひよこは「目明し編がああいう手法で語られた物語だったから、残りも全部あんなかんじで語られて謎が解けるのかなー」と思っていたのですよ。でもまた主人公は圭ちゃんに戻るようで。
ということは、鬼隠しの解答編ではあっても鬼隠しとは別のモノガタリなのか、じゃああのシナリオの圭ちゃんはもう永遠に報われることがないんだなあと考える。
ただ、新たなシナリオということは普通にタノシミでしょうがない。製作日記とかを見るに、またなんかえらい期待してますよ。コミケにゃ行けないでしょうけども、通販でも何でもして手に入れなければ。
それだけが――私の望みです。
あとこれはもう今更過ぎるような気もしますが、一応。
鬼隠し編の推理をしようと集めたデータむげろまで公開して、その時部活・大貧民の項でジョーカーがないことに対し、

『ジョーカー無し、革命返しあり、3でも四つ必要』。どんな状況にも勝てる最強は無く、常識を変えようとしても返されて、弱いモノにも容赦せず。この場を『雛見沢』に例えて考えれば、雛見沢中を誰の反論も封じれる程完璧に支配している存在は無く、固定された風習を変えようとするものは反対にあい、力の無いモノが中途半端に集まってもどうにもならない、とか。いくつもの勢力が絡み合っていることの暗示か?

と推理していたのですが、目明し編をやって「ああそういえば一部当たってるかも!」と気付きました。よかったね自分。おめでとう自分。
自画自賛なんてたくさんだ。

・Fateアニメ化について。

月姫の二の舞は勘弁してください。先輩にスパゲティー。
ちなみにひぐらしビジュアルファンブック知恵先生の項においてやはりあの人は埋葬機関の以下略だったという感想を抱きました。
今回は公開されていたサンプルを見るに期待大。ストーリーの構成原案が奈須さんということで、待ち遠しい一作となっております。待て、来年!


では最後にひよこ小説の近況とか。
消えてしまったデータの思いつく限りの復旧、締め切りの迫る夏の短編賞を主に執筆執筆。
現在書いているのは「ティータイム」、「TATTLE&RABBITリメイク」、「物語売り Sammer Day, Boy meets Storyterrey」、「桃源夢路の現実直視 The Senseless Lie」、「ロログリフの傷口」、「本日の議題(応募用短編版)」、「一場面(ワンシーン)」、ここまでが短編で、「剣下最大級」、「ある少年の弱さを巡る四日間」、「偽体師京極の分不相応な付き合い」「翼鷲供果シリーズ(仮題)」とかが長編。
言うまでも無く多過ぎる。勿論絞って書いてます。うまくいけば電撃hp短編賞には今回五つぐらい応募します。
『無理を通せば、道理は引っ込む』とは、今夏実写映画になった漫画「逆境ナイン」の台詞です。
というわけで。
殻半ひよこも少しの間、『道理』にはご退場願いたい次第であります。
# by mugeroma | 2005-07-11 16:41 | 日記
嗚呼素晴らしきは兄上の大学。ネット無料で一般開放。
そんなこんなの殻半ひよこ。まだまだ自宅でネットはできませんよー!
威張ることじゃねえ。
というわけで今は京都に来ております。雅な景観がステキ。ある種クビツリロマンチスト。バイ西尾維新先生。

と、ここで皆様にとってはさして重大でもない、しかし私にとっては致命的な報告があります。
先月、五月二十六日深夜一時半頃。


殻半ひよこのパソコンが故障。
2005年一月二十七日から同年五月二十六日までの約四ヶ月分の小説のネタが消え去りました。


残念ながらネタでも何でもないノンフィクションです。
第十二回電撃小説大賞応募短編、第三回ファウスト賞応募作、他にもネタや来年電撃応募予定だった二万文字程度書いていた小説、夏の電撃hp短編賞書きかけ、第四回ファウスト賞応募予定作品書きかけ、小説以外にも挙げれば甚大な被害が出ました。
正直、そのときは目の前が真っ暗になり、壁に頭でもぶつけて死んでやろうかとも思ったぐらいに落ち込みました。
タチの悪いことに、その気分は二週間経った今でも割と回復していません。
目下絶望中です。何でデータを保存しておかなかったのか、心底悔やまれます。小説家を目指すのをやめようかと考えてしまうほど、生まれてはじめての大きすぎるダメージでした。

……とまあ、グチはこれぐらいにしておいて。
一応、それから覚えている限りのネタの復旧に努めたり、消えてしまった焦りからいろいろ筆も進んだりしました。
人はスーパーボールではなく、叩き付けられた分の力で跳ね上がれるわけではありません。潰れてしまってどうにもならなくなってしまったりもします。
一応、殻半はまだどうにか小説を書いていきたいと思っています。
失ったものは、完璧なかたちで帰ってこなくとも。
それが、絶対に失いたくなかった大事なものであったとしても。
それでも、昔見た風景に少しでも近づけるように、小説を書いてみます。
あの頃自分の中にあったのは、たしかに心踊る輝かしい希望であったはずだから。

忘れるほうが楽だとしても、この苦しみさえ、愛おしい。
# by mugeroma | 2005-06-11 14:42 | 日記